Agendusについて、

曲がりなりにもAgendus のユーザーである私のもとにはiambicさんからちょくちょくアップデートのお知らせなどが届きますが、僕はAgendusのバージョンは9のまま使い続けています。
僕はAgendusをV.8の時に購入しましたが、iambicのポリシーとして購入時のバージョンより2つまでのアップグレードは無償でさせてもらえるようなんですね。なので私はV.10までは無償なようです。
ちなみに現在の最新版はV.11のようですが、私は現在もV.9を使い続けています。



なぜかというと、モバイル系のブログを巡回されている方ならご存知かと思いますが、AgendusV.10以降はメニューの文字化け、文字のはみ出が不具合としてあり、具体的な使用感はともかく精神衛生上非常によろしくないのです。これに関して残念なことにiambicは対応する気があまり無いように見受けられます。
また、バージョンを重ねるにつれ高機能、多機能化の方向に進んでいるようですが、これはあまり僕に必要なものではありません。
僕のPIMの使用スタイルとしてはスケジュールの素早い記載と即座の確認です。それのみと言っても良いくらい。逆にその二つが迅速にできるのであれば、その他の機能追加は不要なのです。従ってアップグレードによる不具合(メニュー化け)とそれにより得るもの(高機能、多機能化)は天秤にかけるまでもありません。
V.9までは1タップで出来ていた予定記入画面への到達がV.10以降は少なくとも2タップかかるようになってしまったこともデメリットです。
つまるところ、僕のニーズであればAgendus ではなく、KsDatebookなど、シンプルにPIMに特化したアプリをメインにするべきなんでしょう。
が、使うのはやはりAgendus で、KsDatebookは月間予定を文字で見る時のみ使っています。その他のシンプルなPIMアプリは試用もしていません。



これはなぜかというと、僕のちょっと特殊なPDA使用スタイルが関係しています。
僕はPDAを「ネットワークありき」のものとして使っており、メール、それも添付メール閲覧がかなり重要な使用用途となっています。
添付メールは時によるとメガバイト単位でのものとなり、添付はワード、エクセルを始めPDF、イラストレータなど多岐にわたるものです。コレを移動中だろうと外だろうと素早く確認できることは非常にメリットです。(OfficeファイルはTX付属のDocument to go8英語版にレジストしたDocument To Go7日本語版の日本語フォントを追加してある程度対応しています。PDFやイラストレータPalmPDFで。どちらもたまに文字化けがあるのはご愛嬌です)
この様な対応は今のところ携帯のみでは対応出来ない部分です。(あまり詳しく調べていないのでもしかしたら出来る機種やキャリアのサービスがあるのかもしれませんが、添付ファイル容量の制限や対応データの多様性でPalmに一日の長があるものと判断しています)
その辺りについては以前エントリしましたが、一連の作業の中核をなすアプリこそAgendus mailなのです。



つまり、Agendus mailを中心に考えた場合、PIMやアドレス管理、アドレスからのメール発信もAgendusである程度シームレスに任せてしまえるメリットは大きいと思っているので、結局のところPIMメインはAgendus以外はあまり選択肢に入れにくいのでした。



ちなみにAgendus mail以外は機能的に(特に添付ファイルの扱いにおいて)代替アプリが見つからない状態なのですが、機能としては不足の部分も多いです。例えば

  • 自動フォルダ振り分けがないこと
  • スパルフィルタがないこと

などがあり、こちらの多機能化、高機能化は待ち望んでいるのですが、現在の最新のV.5.21では相変わらずメニュー化けは直っていないのに加え、僕の環境ではメールのヘッダー表示や返信動作でクラッシュしてしまうなど、信頼に足る安定性が感じられないため、V.4.21を使い続けています。



僕にとって欠かせないアプリを供給してくれているiambicには、こまめなバージョンのアップグレードよりもじっくりと一つのバージョンをアップデートする事を考えて行ってほしいと思っています。
せめて、僕を始めいろんな方から修正の要望は入っているであろうメニュー化けはそろそろ対応してよね、iambicさん。