TX2でハンドヘルドは打ち止め?

treo700pとかVaioUXとかMacBookとか華やかなニュースの裏で、Palmfanさんで言及があり、いなあもさんのエントリnowarlさんのエントリでもふれられておりますPalmTX2の噂。密かにショックを受けております。

なんでも4Gのフラッシュメモリを搭載すると言う事で、前にこんなエントリをした僕としてはとても朗報なのですが・・・

気になるのは「これはハンドヘルド製品としては最後の製品になるかもしれないとも伝えていました。」という部分ですね、やはり。

当然スマートフォン(具体的に言うとtreoなんでしょう)にリソースを注ぐと言う事に他ならないのでしょうが、選択肢としてハンドヘルドが無くなるかもしれないと言うのが非常に悲しい話です。

origamiやVaioUXの登場から見て取れるように、フル機能のPCが「PDA」というセグメントを上から浸食し始め(PDA本来の用途であるPIMなどまで吸収できているかという問いはともかく)、一方で下からは携帯電話が同様に浸食し始め(もしくはスマートフォンとして統合され)ている現状では、マーケティング的に考えてもリソースをハンドヘルドに振り分けないのはある種正しい考えなのかもしれません。


正直に言うと、それに対して「愛着」以外の具体的な論拠は正直持てません。
そもそも僕のハンドヘルド歴なんて微々たるものではありますし・・・

けれど、「携帯電話」と言うのは単純に電話機の性能以外の選択ファクターを持ち得るものであると考えると(具体的に言うとキャリアや販売の方式です)、そういう足かせ、しがらみとは無縁のものとして、ハンドヘルド機はこれからも存在意義を持ちうるんじゃないかなあ。

そんな事をふと考えました。