ジェフ・ホーキンスインタビュー
ちょっと風邪を引いたのか、体の節々が痛いかもってな木曜、皆様いかがお過ごしかとお伺い。
さて、PalmFanさんもご紹介されていましたが、CNETJapanでジェフ・ホーキンスさんがFoleoについてあつく語ってますね。
ジェフさんが言いたいところをはこんなとこでしょか?
- 前提として、最初からすべての人に諸手をあげて絶賛されるとは思っていない
- PilotからFoleoに至るまで、Palmは(ジェフが思い描くところの)パーソナルコンピュータを作ろうと志向してきている
- 製品を受け入れてもらうためにPilotには「スケジュール管理デバイス」という売り口上があり、Foleoには「モバイルコンパニオン」という売り口上をつけている(本当に志向しているところは別である)
- IBM PC Jr.やUMPCの売れ行きが示す通り、機能を絞って小型化しただけのPCでは「もっといいパーソナルコンピュータ」になり得ないだろう。縮めるだけ、削るだけではなく、それがステップになるような誰かを探さなくてはならない。(その誰かをまず見つけるために「モバイルコンパニオン」という売り口上を与えている)
- (おそらくPalmコミュニティと同じように)開発者の存在が戦略の重要な部分を占めるだろう
- Pilotが口上であった「スケジュール管理デバイス」から「スケジュール管理デバイス以上」のものになったように、Foleoも「モバイルコンパニオン」から「モバイルコンパニオン以上」のもの(それはつまりジェフが考えるところの「もっといいパーソナルコンピュータ」)になるだろう
- Foleoの普及は、今後のスマートフォンのあり方を変えて行くだろう
- PDA市場は縮小してきており、今後PalmからPDAに関して画期的なアイデアが出てくることはないだろう
- Foleoはスマートフォンと違い、キャリア等他からの制限を受けずに(PDAのように)Palmがすべてをコントロールできるデバイスである
- その(すべてをコントロールすることの)実現のためにWindowsMobileではなくLinuxをプラットフォームとして選んだ(PalmOSが別の進化を辿っていたらそれを載せたかも知れない)
ジェフさんは現在日本で(そしておそらく世界中で)出ているFoleoに対する否定的な見方も当然想定していたうえでこのデバイスを開発していたのでしょうから、当然そこにはスペックだけでは見えない何かがあると考えてしかるべきでしょうね。
とにかく私自身は今のところ主に「ネットとメールがしっかり出来るデバイス」として期待をしているので、まずはそこが気になるなあ。
スマートフォンとの連携は従ではあるものの、それはそれで便利になればいいな、とは思ってますが。